高校生は英検とTOEICどっち受けたほうがいいの?
近年やれTOEICだと言われ、
英検なんて受けても意味ねーしwww
という言葉をしばしば耳にします。
英語の資格を取って大学受験を
有利に進めたい高校生はTOEIC
と英検どっちを受ければいいの
か迷いますよね。
今回はTOEICと英検の違いに触れ
ながら、大学受験を迎える高校生
がどちらを勉強すればいいのか
説明します。
先に結論を言ってしまうと、
大学受験には英検、
就活にはTOEICです。
では、ここで英検とTOEICの違いに
ついて見ていきます。
1. 英検は総合英語、TOEICは
ビジネス英語
英検では日常で使用する英語が出題
されるのに対しTOEICではビジネス
の現場で使用される英語が出題され
ます。
そのため、就活を迎える学生にとって
はTOEICのほうが有利だと言われます。
2. 英検は語彙力、TOEICは文法力が
試される。
英検は文法力があまりなくても、語彙
力があればなんとかなります。
対してTOEICは語彙力があったとして
も文法力がないと問題が解けません。
分かりやすく問題の例を挙げます。
上が英検、下がTOEICの問題です。
比較していただくと分かるように、
英検の問題の選択肢4択ある中で全
てが違う単語です。
対してTOEICの問題の選択肢は4択
中全て同じ単語であり、単語の形の
み異なっています。
このことから、問題を解くのに英検に
おいては語彙力が必要であり、TOEIC
においては文法力が必要であると言え
ます。
もちろん両試験において完全に文法力
と語彙力が不要かと言われるとそうで
はないので、ある程度は勉強が必要
です。
3. 英検は永久的な資格、TOEICは
一時的な資格
英検は1度試験に合格してしまえば
その資格は死ぬまで保障されます。
対してTOEICは1度受験して得たス
コアは2年で消滅してしまいす。
たとえTOEICで1度満点を取ったと
しても、2年後にはそれは有効な資格
として残らず過去の栄光となってしま
うんですよ。
対して英検は1度合格してしまえば
一生その資格は保障されます。
このことを考慮すると、英検のほう
が長期的な目で見るとお得だと思い
ますよね!
4. 英検は2段階の試験、
TOEICは1段階の試験
英検は3級から一連の試験として
1次試験と2次試験が実施されます。
1次試験が筆記、2次試験が面接。
1次試験に合格した者のみ2次試験
を受けることができ、2次試験に
合格して初めて受験した級に合格
したと言えます。
対してTOEICは1次試験のみです。
1回のテストを受けることでスコア
が出て、それが自分の実績となり
ます。
5. 英検とTOEICはどっちのほうが
高校生向けなのか。
基本的に英検もTOEICも大学が示し
ている基準を満たしていれば、優遇
措置を受けることができます。
しかし、高校生にとってTOEICは
大学が示すスコアの基準をクリア
するのに難しいんじゃないかと
僕は思います。
僕自身英検もTOEICも両方受けた
ことがありますが、圧倒的に英検
のほうが勉強しやすいです。
TOEICは全員が一律の試験を受ける
ため、問題によって難易度がバラバ
ラです。
そのため、TOEICでハイスコアを
取りたい!と思っても問題に統一性
がないため、対策が非常にしにくい
です。
対して、英検は級によって問題の
難易度が統一されているため、自分
が受ける級に見合った学習が可能
です。
さらに、英検には合否があるので、
合格を目指して勉強する!という
大学受験と似た姿勢で勉強に励む
ことができます。
また、英検のほうが高校生にとって
問題が解きやすいとも言えます。
高校生にとって今までの英語の授業
でビジネス英語に触れた機会は少な
いと思います。
ビジネス英語は普段高校生が習ってい
る英語とかなり異なるため、それを
1から勉強してTOEICでハイスコアを
取るとなると相当な学習量を要します。
その点英検のほうが高校生が普段習っ
ている英語と似ているため、学習が
しやすいです。
でも、TOEICじゃないと入試優遇措置
を受けれない大学もあるんじゃないの?
いいえ、そんなことはありません。
むしろ英検のほうが多くの大学で
入試優遇措置を適用する傾向にあ
ります。
だから、高校生が取るべき英語の資格
はズバリ、TOEICではなく英検です。
まとめ
今回は英検とTOEICの違いに触れつつ
高校生にはどちらの試験が向いている
のかということを話しました。
近年英検よりTOEICだ!とよく言われ
ますが、それは就活生の話で高校生の
時点でTOEICを受ける必要はないです。
だから、高校生の諸君。
受けるならTOEICより英検です!